京都府は24日、公募型プロポーザル方式で業者選定していた「京都スタジアム(仮称)実施設計等業務」について、東畑建築事務所を選定した。
プロポ参加は梓設計、東畑建築事務所、日本設計、類設計室の4社。
東畑建築事務所の提案は「スタジアム標準等に適切に対応し、これまでのスタジアムの整備状況を踏まえた工夫を行うなど実現性の高い計画となっており、また賑わいや街づくりへの貢献についても十分に詰められた提案」と評価した。同社の総合点は90・76(満点100点)。
プロポの業務内容は、京都スタジアム(仮称)新築工事に係る一部修正基本設計(▽新敷地における建物の構造、スタジアムの運営等に必要な諸室の配置、基本的なレイアウト、備えるべき機能や設備、内外のデザインのとりまとめ▽法令上の諸条件の確認及び関係機関との調整▽実施設計方針の策定▽概算工事費の検討)及び実施設計業務(▽実施設計図書の作成▽工事費内訳書の作成)。設計範囲は建築工事、電気設備工事、機械設備工事、昇降機設備工事一式、フィールド工事、外構工事一式、スタジアムに係る諸設備工事一式、クライミングウォール施設一式。
業務委託工期は29年3月31日。委託上限額は2億円(税込)。
外部有識者は、佐藤仁司公益社団法人日本プロサッカーリーグクラブライセンス事務局マネージャー、武田暹公益財団法人京都府体育協会会長、平尾和洋立命館大学理工学部建築都市デザイン学科教授、門内輝行大阪芸術大学芸術学部建築学科教授・京都大学名誉教授。
京都スタジアムは、当初の建設予定地を変更し、亀岡市追分町の亀岡駅北土地区画整理事業地内に建設する。敷地面積は約3・2f。
規模はRC造一部S造延3万4000u程度。座席数は一般席を2万席以上確保、一般席以外に車いす席、記者席、VIP席(300u程度)他を適宜計画する。