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建通新聞社(静岡)
2016/11/25

【静岡】静岡県島田市 新病院建設基本設計中間報告を公表

 島田市は、新市民病院の基本設計中間報告を公表した。整備方針、建設概要の他、2018年4月着工、21年3月開院を目指すスケジュールなどを明らかにした。
 中間報告の中で示した建設概要は、規模が免震構造の鉄骨造7階建て延べ3万6000平方b(新棟3万4000平方b、現救急センター改修2000平方b)、敷地面積約3万2000平方b。病床数405床、駐車場は960台。建設地は野田1200ノ5で、現在の東側駐車場付近に建設する。
 主な平面計画は、1階が救急機能を中心に高度医療機能を集約。2階が外来、検査部門。3階が共有スペースを集約化・効率化したスタッフフロア。4階が手術フロア。5階が小児科・産科、新生児病棟。6階が脳神経・整形外科、リハビリステーション。7階が結核病床となっている。
 軟弱地盤対策については、ボーリング調査の結果、泥岩層が高い支持力を有することから、摩擦杭工法に比べて工期・コスト面で優れている支持杭工法を採用する方針。
 重点機能としては、@地域医療連携と急性期医療の実践A政策的医療への取り組みB災害拠点病院および第2種感染症指定病院としての医療機能の確保C回復期リハビリテーション病床の保持D地域の中核的な教育・研修機関としての取り組み―を掲げている。
 ユニバーサルデザイン、広いロータリーと十分な駐車スペースの確保、南海トラフ地震への災害対応を図る。省電力・長寿命の照明の採用、節水型衛生設備、経済性、耐久性、維持管理の容易性などに優れた設備を整備していく。各病棟に将来エレベーターの設置を可能とするフレキシブルシャフトを配置し、他用途への変更にも対応できる計画としている。
 基本設計は内藤建築事務所(京都市左京区)、建設基本設計コンストラクション・マネジメントは、日建設計コンストラクション・マネジメント東京オフィス(東京都文京区)が担当している。


提供:建通新聞社
(2016/11/25)

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