大台町は、宮川特産品加工施設整備事業の設計コンペで、実施設計業務の委託先として館設計事務所(松阪市)を選定した。工事は2017年度から2カ年継続で進め、19年4月のオープンを目指す。
選定した提案書によると、施設は加工棟と事務棟の2棟構成で、規模は加工棟が鉄骨造平屋約1100平方b、事務棟が木造平屋約300平方b。全体の工程を見ると、17年6月から7月に入札・契約、8月から18年2月に第1期建設工事(建物本体)、6月から12月に第2期建設工事(製造など機械設備搬入据え付け工事)となっており、19年1月からの設備機器試運転などを経て、4月に稼働を開始する。その他、提案書では、地元企業と特定建設業許可企業との共同企業体や分離発注・地元企業優先なども提案している。
建設地は弥起井267ノ3他の敷地4488平方b。コンペ実施に際しての建設予算は4億9300万円以内。
今回の事業は、フキやユズなどの地域の農林水産資源を活用してさまざまな特産品の開発と販売に取り組んでいる同加工施設が老朽化したため、物流の利便性がよい弥起井地内に移転新築するもので、運営は大台町などが出資する第三セクターの宮川物産が行う。
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建通新聞社