高岡市は、(仮称)道の駅雨晴整備事業で、核となる地域振興施設新築工事を、17年1月にも条件付き一般競争入札で公告する。市議会3月定例会で請負契約の承認を得て着工させる。
施設計画によると、地域振興施設のほか、同施設と駐車を結びオープンスペースとなるデッキ通路、駐車場2カ所、トイレが整備される。地域振興施設はRC造3階建て、延べ床面積約800平方メートル(建築面積約330平方メートル)。3階に展望デッキを備え、観光・道路情報コーナー、飲食・物販スペース、多目的スペースを設ける。
基本コンセプトは、「名所雨晴海岸の遥か遠景を見ることで、目の前のことに追われる日々から解放され、自分の中の感覚や思考が変化するという他にない体験ができる施設」となっている。
総事業費は7億1705万円。内訳は地域振興施設が3億8650万円、駐車場などが2億5734万円、用地費が7320万円。当初予算には5億3000万円が盛り込まれた。国の補正予算に呼応し、12月補正予算案では1億8705万円が追加計上される。
道の駅雨晴は、県が進める国道415号の道路拡幅工事にあわせ沿線で整備が計画される。場所は太田地内。雨晴海岸の義経岩近くで、既存の雨晴観光駐車場・トイレから、ホテル跡地がある一帯となる。敷地面積は約3851平方メートル。
実施設計は、創計画研究所(高岡市野村)が担当。策定を進めている。