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　ＪＡ新潟厚生連（新潟市中央区　菊池正緒代表理事理事長）が移転新築を計画している村上総合病院は、延べ２万平方メートル以上となる見込みだ。
　病床数は現状維持の２６３床程度となるが、既存病院は老朽化だけでなく狭あい化も問題となっているため、既存よりも延床面積は大きくなる。なお、現状の４病棟体制から５、６、７病棟など細分化する見通しであり、新病院の階数は病棟数により変動することから現時点で未定（既存病院はＲＣ造４階ＰＨ１階建て）。
　現在、石本建築事務所（東京都）で現況調査に着手しており、職員に対するヒアリングの準備を行っている段階。設計はプロポーザルにより同社を特定したが、提案内容を考慮しながらも、より良い病院を目指しゼロベースで設計を行う方針。１８年夏の着工に向けて、実施設計についても同社が担当する予定となっている。
　建設候補地は村上駅西側の民有地約１万６０００平方メートル。診療科目は６科増の２４科とする方針。村上市では２０億円を限度とする支援基金を設置しており、協同で事業に取り組むための覚書を締結している。計画が順調に推移した場合には、２０年夏の完成、１０月の開院を目指している。