愛知県新城設楽建設事務所は、設楽ダム建設に伴う設楽根羽線の付け替え事業として、新たなバイパス道路の建設を計画しており、構造物に対する修正設計や積算業務に着手した。セントラルコンサルタント中部支社(名古屋市中区)に業務を委託、詳細を詰める。予算化を図り、2017年度の工事着手を目指す。
今回の業務では、設楽町八橋地内の道路部延長約100bを対象に、補強土壁などの構造物に対して、過年度の設計に対する修正と積算業務を行う。現況を踏まえながら最終的な調整を進め、発注に備える考え。
現在の設楽根羽線は、設楽ダムの建設によりダム湖に水没する。このため、水没区間を含む代替道路として、バイパス道路の建設を計画した。バイパス道路は、八橋地内の滝瀬橋付近を起点として大野橋付近までの延長2・7`を対象に、2車線で片側に歩道を備えた全幅10bの道路を整備する。
計画路線内には、起点側から5号橋(橋長約200b)、6号橋(橋長約15b)、7号橋(橋長約45b)、8号橋(橋長約130b)の橋梁架設を計画している。
このうち、16年度事業では5号橋への工事用進入路(延長90b)を整備する予定。工事はすでに発注済みで、下半期に工事着手する。
提供:
建通新聞社