福井県は、福井市境寺町〜計石町における一般国道158号の道路改良事業で2トンネル、7橋の整備を計画している。今年度内にも用地買収に取り掛かり、最短でいけば、17年度にも準備工事に着手する構えだ。
当該区間は朝夕に渋滞が発生し、円滑な通行に支障をきたしているため、今事業では、延長5300メートル、幅員6・5(9・5)メートルのバイパス道路を整備。12年度に採択されており、来年度以降の残事業費は93億6697万7000円(今年度末進捗率4・4%)。23年度の完了が目標。
計画によるとバイパス道路は、現在の158号の南側に新設。境寺町を起点とし、主な構造物としては、起点側から▽1号橋(延長46・0メートル)▽1号トンネル(185メートル)▽2号トンネル(1164メートル)▽2号橋(24・0メートル)▽3号橋(33・5メートル)▽4号橋(16・0メートル)▽5号橋(14・0メートル)▽6号橋(12・0メートル)▽7号橋(38・0メートル)|を想定。
これまでに1号橋を除く6橋の予備設計に加え、2号トンネルの計石側坑口付近から羽生小学校付近までの道路予備設計が完了済み。さらに、同校付近から終点までの区間でも現在、道路予備設計を進めている。
県では今後、用地買収に着手する方針。バイパスを整備することで交通容量を拡大させ、早期に渋滞の緩和を図りたい考えだ。