石川県土木部道路建設課は、南加賀道路(本線ルート)の加賀市細坪町〜熊坂町間に新設する「(仮称)熊坂高架橋」について、12月以降に初弾工となるA2橋台、P1橋脚工事を発注する方針だ。いずれも一般競争入札案件となっている。
細坪〜熊坂町間の施工延長は1・0キロメートル。熊坂高架橋はJR北陸本線や市道、農道を跨ぎ、橋長239メートル(幅員9・5〜10・0メートル、5径間連続非合成鈑桁)。うち、JR跨線橋部分は95メートル(2径間連結ポステンPCバブルT桁橋)。
熊坂高架橋詳細設計はジェイアール西日本コンサツタンツ、同詳細設計その2は日本海コンサルタントが担当。
南加賀道路河南〜熊坂工区(県施行分)の整備延長は5・0キロメートル。このうち、09(平成21)年12月に河南〜曽宇町間2・6キロメートルが供用済みで、曽宇〜熊坂町間2・4キロメートルが現在、事業中。年度内に曽宇〜細坪町間1・4キロメートルが新たに完成、供用予定となっている。
県では、完成までに時間を要する熊坂高架橋の下部工事に取り掛かるなど、本線ルートの全線開通に向けて整備を本格化していく。