日刊建設工業新聞
2016/11/22
【鳥取】中部地震復興本部を庁内に設置 復興・復旧を推進へ
県中部地震からちょうど1カ月経った21日、県は中部地震復興本部(本部長・平井伸治知事)を庁内に設置し、事務局長に森川泰敬元気づくり推進局長が就任した。復興本部は復興施策の立案・調整や、関係市町と担当部局間の連携を総合的にプロデュースする。
さっそく第1回の本部会議が県庁第2庁舎の災害対策本部室で開かれ、各部局長や総合事務所、市町村の担当者が出席。森川事務局長は「地域の力とコミュニティを一日も早く取り戻し、鳥取らしい元気づくりにつなげていく」と、復興に向けて意欲を示した。
テレビ会議で出席した宮脇正道湯梨浜町長は、下水道被害を調査したところ当初の5億円から1億円強に収まりそうと報告。北栄町の担当者はごみ処理費が1億円を上回り、国の補助を要請した。
また、平井知事は今後のポイントに屋根瓦の補修など住宅再建を挙げ「窓口を設けるだけでなはなく、前に動かしていく必要がある」と強調。業界の代表者らと話し合い、要請活動する考えを示した。