東京都病院経営本部は、大塚病院の大規模改修に着手する方針だ。本館棟の設備などを対象に総事業費100億円程度を投じる考えで、2017年度の予算要求に設計費用などを盛り込んだ。工事は18年度から21年度にかけて行うことにしている。
同病院は豊島区南大塚2ノ8ノ1の敷地1万8701平方bに所在。鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上7階建て延べ3万9857平方bの本館棟の他、2階建て延べ535平方bの外来別館、4階建て延べ2573平方bの職務住宅などの施設で構成している。
大規模改修を行うのは本館棟で、老朽化が著しい給排水や空調などの各種設備を対象とする。工事は、吹き抜け部分を境に建物を四つにブロック分けし、各年度1ブロックずつ行う予定。
17年度は設計作業とともに、大規模改修に備えた仮診療スペースの確保工事を行う。地下1階のリハビリ施設部分などを改修し、一部科目の診療スペースとするもの。予算要求額は設計、工事合わせて3億7000万円。
提供/建通新聞社