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概算７億円　16年度は測量を近く発注
　　17年度から実施設計　18年度に一部着工も

　五島市久賀島の中央部に広がる水田地帯において県は、国の採択を受け２０１６年度から農地整備事業に着手する。区画整理のほか道路、用排水路などを整備するもので、１６年度は測量業務を行う計画。現在、このための発注準備を行っている段階で、近く発注となる見通しだ。
　五島振興局によると、現時点における概算事業費は７億円。スケジュール面では１７年度から１８年度にかけて実施設計を予定。順調なら１８年度にも一部工事に取りかかり、以降、段階的に工事を進めていきたい考えを示している。
　事業期間は１６年度から２１年度までの約６年間。区画整理の予定面積は２１�fで、現在の狭く不整形である農地を区画整理するとともに、支線・耕作道路のほか、用排水路などの基盤整備を実施する。意欲的に営農を継続していく農家に対し農地を集積することで、農業の生産性向上や農業経営の安定化を図ることとしている。
　これまでに、地元関係者が五島市に基盤整備の実施を要望。一昨年９月には受益者による事業推進期成会が設立されるなど、事業化に向けて積極的に取り組んだ。このように同事業に対する農家の期待は大きく、早期着工、早期完成が望まれている。