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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/11/18

【群馬】高前幹線ほかで道路詳細設計委託、来年度着工設計も推進

高崎操車場跡地の区画整理で高崎市は、現場を南北に抜ける高前幹線について来年度の着工を目指す。本年度は交差点改良や詳細設計などを委託。来年度も設計などを進め工事に備える。周辺では群馬郵便処理施設などの建設が進んでおり、市ではそのオープンに間に合うよう整備を急ぐ。
市は区画整理の一環で整備を進める都市計画道路3・2・1号高前幹線と3・4・54号下之城1号線の詳細設計を委託するため、11月末に入開札を行う予定。同区間は用地の確保が完了しているため設計がまとまり、来年度予算が確保できれば工事着手したい考えだ。
高前幹線は国道17号から北側はすでに開通しており、今回は国道から南へ、JR高崎線方面へと整備を進める。その途中、国道から約150m入った辺りを起点に西へと下之城1号線を整備。半円を描き高前幹線に戻るようにルートを取り、さらに高前幹線を横断、東へと抜け国道17号へとつなげる。最初に整備するのは、高前幹線150m、下之城1号線250mの計400m。高前幹線は幅員25m(両側歩道含む)、下之城1号線は幅員18m(両側歩道含む)で整備する計画だ。
来年度に詳細設計を予定するのは高前幹線の続き、下之城1号線と交差する場所から南へJR高崎線まで。延長は約200m。高崎線との交差部は将来的にアンダーパスとする予定だが当面は平面交差とする計画。その後さらに南へ県道和田多中倉賀野線までつなげる。詳細設計はアンダーパスすることを踏まえ作成する予定だ。
JR高崎線から南側の詳細設計は、整備の進捗を見ながら発注する。
国道17号から北側はすでに高前幹線が整備され交通量も多い。それに伴い国道南側の狭い道路を利用する車両が増加。地元への影響も懸念されることから市は、JR高崎線までの整備を早期に進め、歩行者の安全や地元の利便性を確保していく方針だ。