北陸地方整備局は、国道253号上越三和道路について、17年度以降の残事業費に522億500万円を見込んでいる。16年度末までの進ちょく率は26%で、今後はIC3カ所とJCT1カ所の整備などを進めていく。
上越三和道路は、上越市と南魚沼市を結ぶ上越魚沼地域振興快速道路の一部を構成する道路。上越市寺から三和区本郷までの延長7・0キロで計画される。98年に整備区間に指定され、01年に事業化。02年に工事着手となった。全体事業費は704億円(うち用地費・補償費48億円)で、執行済額は182億円(同42億円)。事業費ベースの進ちょく率は全体で26%、用地費・補償費が88%。
今後の事業展開として寺IC−(仮称)鶴町IC間の18年度暫定2車線供用を目指す。(仮称)鶴町IC−(仮称)三和IC間も、暫定2車線供用に向け整備を推進。交通状況を勘案しながら、全体の4車線化について整備時期を検討する。
残事業費の内訳は次のとおり。
〈工事費〉437億6100万円
▽改良費 148億9500万円
・土工135万3750立方メートル 75億5700万円
・軟弱地盤改良工2万8343本 45億1300万円
・法面工37万3336平方メートル 3億3000万円
・函渠工620メートル 14億1800万円
・排水工一式 5億6400万円
・中央分離帯工7060メートル 3億7700万円
・雑工一式 1億3500万円
▽橋りょう費 78億8600万円
・100メートル以上(178メートル) 19億1200万円
・100メートル未満(370メートル) 59億7400万円
▽IC・JCT費 168億6700万円
・IC3カ所 127億3000万円
・JCT1カ所 41億3700万円
▽舗装費 9億3700万円
・車道舗装11万1274平方メートル 9億2800万円
・歩道舗装4605平方メートル 900万円
▽付帯施設費
・交通管理施設工一式 10億300万円
▽埋蔵文化財調査8万6595平方メートル 21億7300万円