大阪市が進める橋梁耐震対策で、2016年度に寝屋川大橋、17年度以降に十三本町南高架橋など5橋の工事を発注する予定だ。これらの工事で、市の橋梁耐震対策は完了することになる。
寝屋川大橋は、国道479号(城東区今福南3〜鶴見区鶴見1)に架かる3径間のゲルバー鋼鈑桁橋で、1962年の完成。橋長は46・6b、幅員は22b。
十三本町南高架橋は、橋長375b。15径間単純RC箱桁で62年の架設。幅員7〜13・5bで基礎は鉄筋コンクリート杭。ほぼ全ての橋脚で耐力が不足している他、耐荷力不足に伴う補強、落橋防止対策などが必要と見込む。
大浪橋高架橋は、大浪橋(橋長81・6b、幅員21・7b)、東取り付け高架橋(橋長64・4b、幅員19・4b)、西取り付け高架橋(橋長65・1b、幅員19・4b)で構成。本橋が下路式鋼アーチRCラーメン橋台、取り付け高架橋はRCラーメン+ゲルバー構造で37年の架設。基礎は本橋が木杭、取り付け高架橋は鉄筋コンクリート杭。
北方貨物線跨線橋と阪急跨線橋の各南北取り付け高架橋は、いずれもRC連続ラーメン形式で、32年の架設。幅員は11b。橋長は北方貨物線北取り付け高架橋が94・4b、同南は103・6b、阪急北取り付け高架橋は125・8b、同南が83・8b。
新十三大橋は、淀川の右岸(淀川区新北野1)〜左岸(北区中津7)に架かる桁橋。橋長は792b。完成年度は66年度となっている。
2015年度末時点で、耐震対策未了橋梁は11橋(工事中を含む)。今後、6橋の工事を発注し、18年度末までの対策完了を目指す。
提供:建通新聞社