警視庁は三宅島警察署庁舎を移転新築する。既存庁舎の老朽化・狭隘(きょうあい)化に対応するため、近接地に単身者待機寮を備えた延床面積約3,800平方メートルの新たな庁舎を建設する計画。これに向けた基本調査業務を委託するため、希望制指名競争入札の手続きを開始した。12月14日に開札して委託先を決め、年度内に成果を得て設計委託に備える。
三宅島警察署(三宅村伊豆640)は、三宅村と御蔵島村を所管する警察署。既存庁舎の規模は鉄筋コンクリート2階建て延べ約700平方メートルで、同造2階建て延べ178平方メートルの職員寮も配置している。いずれも老朽化して手狭になっているため、三宅村神着106ノ1の敷地8,454平方メートルに新たな庁舎を建設する。
想定する規模は鉄筋コンクリート造4階建てで、警察署に3,055平方メートル、単身者待機寮に750平方メートルを充てる。今回委託する業務を通じ、敷地の法令上の諸条件やライフライン設備の供給状況などを確認し、大まかな建物や機能の配置を検討する。
2017年3月3日納期で成果を得て、基本設計を委託する。
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建通新聞社