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建設経済新聞社
2016/11/16

【京都】JR新駅西の賑わいゾーン活用 公募プロポで事業者を選定 31年中の施設開業目指す

 京都市は、JR京都駅と丹波口駅間に設置される新駅の西側にある京都市中央卸売市場第一市場の土地を活用するため、事業者から提案を求める考えで、公募型プロポーザルを採用する方針。今後、第一市場「賑わいゾーン」の活用に係る契約候補事業者選定委員会を設置する。
 市が27年3月にまとめた「京都駅西部エリア活性化将来構想」において、第一市場の水産棟整備等で生み出される土地を新たな賑わいを創出する「賑わいゾーン」として活用する方針が示された。
 対象地は梅小路公園北西側に位置し、七条通の北側と南側(図参照)。梅小路公園内では京都水族館や京都鉄道博物館などの大型集客施設がここ数年で相次いで開業、31年春にはJR京都駅と丹波口駅間の七条通付近に新駅が開業する予定。
 JR新駅の設置など京都駅西部エリアの活性化の動きにあわせ、市は第一市場南側に賑わいゾーンを設ける。当初の予定によると、賑わいゾーンの活用では28年度に活用事業候補者を決め、29年度に水産事務所棟を解体除却する予定で、31年中の賑わい施設の開業を目指す。
 なお市は新駅周辺施設整備で、廃止されたJR短絡線を利用し歩行者空間(横断歩道橋)を整備。雨に濡れずに新駅から賑わいゾーンにアクセスできるようにするため、屋根を設置する予定。