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建通新聞社(神奈川)
2016/11/15

【神奈川】川崎市 殿町羽田空港線の自主的環境アセス 審査書を公告 

 川崎市は、(仮称)都市計画道路殿町羽田空港線道路整備事業に関する自主的環境影響評価審査書の公告を行った。全般的事項としては、計画区間周辺に対する生活環境上の配慮が求められることから、準備書に記載した環境保全のための措置などに加えて、審査結果の内容を順守することや環境影響に係る低減策などを周知することを求めた。
 個別事項のうち産業廃棄物についてみると、工事中に発生する産業廃棄物はがれき類が約835dで、橋梁基礎工事に伴い発生する汚泥が約7876立方b。がれき類は舗装材や路床材などとして全量資源化できるとし、汚泥も適正に処理・処分できるとしていることについて「評価はおおむね妥当」とした。
 事業は、川崎市が川崎区殿町3丁目地内で、延長590bの道路を架橋により整備するもの。計画幅員は17・3b、2車線(片側1車線)。
 工事中に発生する建設発生土は28万6033立方bと予測されるが、場外に搬出する建設発生土は、川崎市指定処分場に委託し、適正に処理・処分する計画。浚渫などで発生する建設発生土は工事用船舶で運搬する計画であるとともに、干潟の埋め戻しなど、河川内への利用を検討し、建設発生土の縮減に努める。
 橋脚工事や橋梁の架設工事を行う際に、工事用船舶が進入できるよう干潟の一部を浚渫する計画だが、可能な限り速やかに埋め戻し、縮小される干潟の回復を図る。
 提供:建通新聞社