医療法人社団長久会・加賀こころの病院(加賀市幸町2丁目63番地、菊知龍雄理事長)が同市小菅波町地内で計画している「加賀こころの病院移転新築工事」は、数社から見積もり徴集し、内容検討の結果、熊谷組に施工決定した。12月に起工するもよう。
計画によると、建設規模はRC造6階建て延べ9439・94平方メートル(建築面積2605・82平方メートル)。場所は同市小菅波町121番外15筆の敷地面積1万0011・03平方メートルで、現在地からの移転新築となる。完成は2018(平成30)年2月末を予定している。設計は中島建築事務所(金沢市清川町)が担当。
今回の移転計画は現病院が北陸新幹線の建設ルート上に位置することから浮上。現病院はRC造6階建て延べ約1万1300平方メートルで、06年5月に完成した北棟をはじめ、南棟、管理棟の3棟で構成。診療科目は精神科、心療内科、内科。病床数は精神科207床。敷地面積については7607平方メートル。
加賀こころの病院は前身の加賀神経サナトリウムとして1966(昭和41)年に開設。ノーマライゼーションの理念に基づき、精神科デイケア、精神科訪問看護をはじめ、個人と社会の間の架け橋になるような、さまざまなサービスの拡充に努めている。