三条市は、須頃地区に新設する看護系高等教育機関と実学系ものづくり大学について、17年度当初予算に設計費を計上し、公募型プロポーザル方式で選定する考えだ。
いずれも同地区で構想される民間の土地区画整理地内での整備を検討しており、現在、地権者らと用地買収に向けて調整している。場所は県央基幹病院の建設候補地となっている高速道路西側(上須頃地内)と隣接した農地で、区画整理の面積は約16ヘクタール。
看護系高等教育機関はNSGが運営主体となり専門学校を整備するもので、看護師不足の解消と若者の流出による人口減少を防ぎ、活躍の場を創出して人口の流入を促すことを目的に整備する。また、実学系ものづくり大学は、地域に即した従来にはない大学にするため私立ではなく公立の4年制大学として建設する。いずれも市が事業主体となって建設し、20年度の開学を目指す。
高等教育機関設置準備室は「20年度の開学を目指している以上、来年度の補正予算では間に合わない。併せて用地費用なども盛り込みたい」としている。