東京都都市整備局は「都営住宅28H―104東(江東区南砂三丁目)工事」を女性活躍モデルの試行案件にすることを決めた。監理技術者、主任技術者、現場代理人、担当技術者のいずれかに女性技術者を配置することを入札参加の条件として設定。女性専用の更衣室や水洗トイレ、洗面台、鏡などの設置と、女性活躍モデルの広報活動を義務付ける。11月11日に一般競争入札手続きを開始する。
女性活躍モデル工事は、改正品確法の基本理念である「将来にわたる公共工事の品質確保とその担い手の中長期的な育成・確保」を実現するための取り組みの一環として試行する。女性技術者の配置を入札参加条件として設定するとともに、女性専用の▽更衣室▽水洗トイレ▽洗面台と鏡(パウダールーム)―の整備を求める。特記仕様書にこれらの条件を盛り込み、関連予算を別途計上する。
対象とする工事は、都営南砂三丁目アパート(江東区南砂3ノ11)の建て替えの第1弾として、B棟(鉄筋コンクリート造12階建て1棟96戸)とC棟(同造7階建ての1棟63戸)の2棟の住宅を新築する。工期は19年5月30日まで。設計は都市環境設計(渋谷区)が担当した。
提供/建通新聞社