日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/11/14
【埼玉】県八潮新都市建設事務所で優秀工事表彰式
県八潮新都市建設事務所で11日、2016年度県土づくり優秀工事施工者表彰式が開催された。野呂瀬貞隆所長は「台風やゲリラ豪雨などの自然災害発生時の迅速な対応など、いざというときに、力を発揮していただけるのは皆様、地域建設業の方々にほかなりません。異次元の高齢化を迎え、いわゆる『2025年問題』が大きく立ちはだかっています。労働力確保と生産性向上が喫緊の課題として挙げられ、その成否を握るのは、人ではないでしょうか。そのために今、一番求められるのは、現場力だと私は考えます。この現場力を発揮していただくためには、施工者である企業や現場を担当される現場代理人などの日々の切磋琢磨、これに尽きます。社内はもとより、会社の垣根を超えて技術者同士が今まで以上に、お互いに切磋琢磨しなければなりません。これは受注者側のみならず、発注者も同じです。一つの工事を通じて、受発注者がともに切磋琢磨していかなければなりません。日々の切磋琢磨を今後とも実施され、良質な社会資本の整備・維持管理にご尽力いただきますようお願い申し上げます」などと述べた。
また、来賓の県建設業協会越谷支部の中島美三郎支部長は「受賞されました皆様方は、日ごろから質の高い技術の研鑽(けんさん)と全職員が一丸となり献身的に努力された賜物です。建設業界を取り巻く環境は、さまざまな問題が山積されています。そのような中で大地震やゲリラ豪雨など、地域建設業の使命がより大きくなっている昨今、建設業界としましては安全はもとより、技術の向上に努め、県民生活の安全・安心にお役に立ちますよう努めて参ります」などとあいさつした。