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日刊建設タイムズ社
2016/11/11

【千葉】黒部川新橋の詳細設計を/県香取土木/国道356小見川東庄工区/事業進捗率は85・7%に

 県香取土木事務所は、国道356号(小見川東庄工区)の社会資本整備総合交付金事業で本年度、用地買収を推進するとともに、(仮称)黒部川新橋の詳細設計を委託する。用地買収は約6000uの取得を予定。黒部川新橋は予備設計中。予備設計が完了した段階で、詳細設計を発注する。予備設計は和合建設コンサルタント(千葉市中央区新宿2―3―6)が担当。本年度の事業費は約6000万円を見込む。
 黒部川新橋は、黒部川に架かる橋梁を新設する。橋梁の規模は橋長約68m、幅員約11・5m(片側歩道)。形式は予備設計で比較検討する。同工区の橋梁では、3橋を予定し、これまでに阿玉川橋と笹川閘門橋の2橋が完成している。
 阿玉川橋は2001年度に完成。規模は橋長65・4m・有効幅員9m。形式は鋼非合成鈑桁橋。工事の施工は下部工が東洋建設、上部工はその1が東京鉄骨橋梁、その2が大真建設。笹川閘門橋は03年度に完成。規模は橋長37m・有効幅員9・6〜11・6m。形式は鋼単純非合成鈑桁橋。上部工は三菱重工業が施工。
 小見川東庄工区は、市街地の交通混雑解消等を目的に整備。延長は8・7qで、2002年度に阿玉川地先の1・7q、08年度末に東庄町笹川地先の約3・0qを合わせた4・7qで暫定供用し、残る4・0qで整備を進めている。
 同事業は84年度に事業着手。総事業費は約68億円を見込み、昨年度末までに58億2500万円を投入し、事業の進捗率は約85・7%となっている。用地買収は7万4693uの取得を予定し、昨年度末までに約6万3922uを取得し、昨年度末での用地買収の進捗率は85・6%。本年度は新たに6000uを取得する予定で、本年度末での進捗率は93・6%に達する見込み。
 国道356号は、銚子市を起点に東庄町、香取市、神崎町、成田市、栄町、印西市を経て我孫子市に至る全延長約96qの道路で、県北部地域の経済活動や観光産業を支える重要な幹線道路となっている。昨年6月には、首都圏中央連絡自動車道の神崎ICと大栄JCT間が開通し、圏央道と東関東自動車道と常磐自動車道が結ばれた。これにより圏央道と接続する国道356号は沿線各地の企業立地や人口交流等に一層重要なネットワーク路線となった。
 国道356号のうち同事務所管内の延長は約50qで、下総神崎工区と佐原工区で供用し、現在、小見川大橋から利根川大橋までの小見川東庄工区で整備を進めている。k_times_comをフォローしましょう
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