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　東京都都市整備局は「都営梅里一丁目団地」の基本計画作成作業を秋田設計（新宿区）で開始した。完成から50年以上が経過した都営高円寺アパートを建て替え、新たに100戸程度の住宅を配置する方針。敷地や周辺の状況を踏まえつつ、建物の配置や規模、大まかな工程などを検討する。
　都道318号環七通りに面する高円寺アパート（杉並区梅里1ノ1）は、鉄筋コンクリート造5階建ての4棟構成で1961年に完成した。老朽化し、間取りも現在の住宅ニーズに対応していないため、建て替えにより土地利用を効率化し、梅里一丁目団地として現在のニーズに対応した住宅に建て替える。
　今回委託した業務を通じ、基礎的な条件整理として、敷地の現況や、都と区の上位計画、法的制限、開発許可条件などを確認する。これを基に、新たに建設する住宅の配置や規模、構造、スケジュール、住戸型別供給割合など事業の大まかな内容を検討。建て替えに向けた計画素案を取りまとめる。年度内に成果を得て基本設計の委託などに備える。

提供：建通新聞社