金沢市コンベンション施設立地検討懇話会(座長/水野一郎金沢工業大学教授)の第2回会合が7日、市役所で開かれ=写真、市側はコンベンション主催者を対象に行ったアンケート調査の結果を報告し、施設規模ではメイン会場および展示場が2000人(2000平方メートル)程度、分科会会場が10部屋程度を求められているとした。
アンケート調査では、金沢のコンベンション施設に必要な機能(施設規模など)を質問し、コンベンション主催者のニーズを分析。調査結果によると、施設規模に関し、大規模コンベンションを開催する場合、メイン会場は2000人以上が必要とする回答が8割を占めた。また、コンベンション専門運営事業者へのヒアリングでは、2000人規模のメイン会場を確保できれば他都市に対しても優位であるとの意見があったとした。
分科会会場については、「1〜5部屋」を必要とする回答が最も多かったが、ヒアリングでは複数の会議の併催を考慮して10部屋程度が必要との意見があった。このほか、駅直結型などのアクセス性の高い施設立地、安価な施設利用料金、分科会会場の集約化も求められる機能に挙げた。
市は非公開で行われた意見交換の内容について、メイン会場や展示場の施設規模を2000人とする判断基準に対する指摘や設置場所に関する質問などがあったとし、設置場所に関してはそれぞれメリット、デメリットがあるなどの議論が交わされたとした。次回は年明けを予定しており、報告書を取りまとめる。