ファースト・モータース(金沢市入江2丁目81番地、干場篤代表取締役)はJR金沢駅近く、金沢フォーラス前の同市堀川新町地内で新たな飲食テナントビル「サンファーストビル新築工事」を計画しており、4日、同社や工事関係者が出席して地鎮祭が行われた。
計画によると、建設規模はS造8階建て延べ2077・77平方メートル(建築面積268・75平方メートル)。テナントは1階から8階までで、多彩な飲食店20店舗の入居を予定し、北陸新幹線の金沢開業で賑わいをみせる同駅前のさらなる活性化に寄与したい考えだ。
場所は同市堀川新町22番、23番で敷地面積は349・78平方メートル。金沢フォーラス前でこれまでコインパーキングとなっていた。
完成は2017年6月末を予定し、7月1日のオープンを目指す。
設計はVΛΝ建築事務所(金沢市高畠町)が担当し、施工は兼六建設に決まった。
建物デザインは曲線によるリズム感のあるスタイリッシュな外観で、金沢の近未来を表現するとともに、アルミカーテンウォールによる格子組とフロストガラスで美しいシルエットを演出。駅前にふさわしい賑わい創出をはじめ、利便性と快適性、国内外からの観光客などへのもてなし、金沢の食文化を発信・堪能できる拠点を目指すことにしている。
地鎮祭では干場代表取締役が鎌入れ、VΛΝ建築事務所の番下紀美夫代表取締役が鍬入れ、兼六建設の橋本和雄社長が鋤入れを行ったほか、順に玉ぐしを捧げて工事の安全を祈った。