新潟県土木部営繕課は、胎内市乙字大日裏ほか地内「青少年教育施設(仮称)建設工事」について、17年度当初予算に予算計上し、2カ年で工事着手する予定だ。
現在、基本設計を進めているほか、積算作業を詰めているという。
計画によると、築後約40年が経過する少年自然の家を現在地で建て替えるもの。老朽化が著しい上に耐震性能が不十分なことや、給排水や屋根の雨漏りなど傷んでいる個所も多く、利用者の利便性向上を図るのが狙い。新たな施設規模はW造2階建て延べ約6200平方メートル、敷地面積は約1万3700平方メートル。主要施設として、宿泊施設、食堂・厨房、入浴施設、研修施設、管理施設、レクリエーション施設(屋内運動場等)を完備。また、全国的にも広がりをみせてきたCLT(薄い板を何層も重ねて強度を高めた大型木製パネル)工法も導入していく。
少年自然の家は季節感あふれる自然の中で、小学生や中学生がキャンプファイヤーなどの体験活動を通し、交流を深める生涯学習の拠点施設。
基本設計は石動建築設計事務所(新潟市中央区文京町)が担当し、完了次第、実施設計に移行していく。