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北陸工業新聞社
2016/11/05

【富山】57億円で用排水8014mなど/県農林水産部/庄川左岸3期地区農地防災

 富山県農林水産部は、国営附帯県営農地防災事業「庄川左岸3期地区」に総事業費57億円を投じ、延長8014メートルの用排水路工などに取り組む。国に対し17年度の新規採択を要望している。
 庄川左岸地区は高岡、砺波、小矢部、南砺の4市にまたがる農地6212ヘクタールが対象。国営事業と一体となって農業用用排水施設の排水機能を回復し、農地の湛水や用排水施設の被害を防止することで、農業生産の維持、経営安定化を図る。
 3期地区の事業内容は、用排水路8014メートル、洪水調整池2カ所(上黒石川、海尻川)、水管理システム工一式。用排水路は、▽柳瀬口用水路1049メートル▽舟戸口用水路494メートル▽西新又口用水路960メートル▽若林口用水路630メートル▽上黒石川排水路580メートル▽海尻川排水路1690メートル▽四ヶ村用排水路▽茶ノ木川906メートル―の8路線。採択を受ければ17年度に着手し、33年度の完成を予定している。
 国営事業は09年度に着手。総事業費270億円をかけて17年度の完成を目指す。総事業費230億円の附帯県営は10年度から始まり、用排水路4万700メートル、洪水調整池7カ所、水管理施設を4期に分け、33年度に事業完了させる。1期地区は年度内、2期地区は18年度に完成となり、4期地区については19年度に着手する。

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