能登町は17年度、小木地区都市再生整備で計画する観光交流センター「(仮称)イカの駅」の建設について、設計に着手する方向で今後準備を本格化させる方針だ。事業費には5億7000万円程度を見込む。
観光交流センター「(仮称)イカの駅」は、小木地区(対象区域208ヘクタール)の交流人口拡大や観光振興、地域の活性化を目的に、小木港近くの主要地方道能都内浦線沿いに建設。現在、基本コンセプトや九十九湾との一体性を考慮した施設の配置計画、空間イメージ、意匠デザインの方向性などについて検討を進めている。
内部に設ける物販や飲食、情報案内、駐車場、トイレなど各エリアの必要面積の算定や、管理・運営形態についても検討。関連業務は計画情報研究所が担当しており、履行期間は来年2月28日まで。
今年度は、用地測量(担当・日本海測量)、建物調査(同国土開発センター)も実施。来年度は用地取得の進ちょくも図り、18年度から2カ年で工事が進められるスケジュールだ。
小木地区の都市再生整備計画は、15年度から19年度までの5カ年事業。観光交流センターのほか、カラー舗装による道路美装化、階段部分に手すりを設置するバリアフリー化にも取り組んでいる。総事業費には8億4000万円を見込んでいる。