岐阜県都市建築部は、平成記念公園活性化基本計画を策定する事業者を選定するため、公募型プロポーザル方式を採用し募集を開始した。供用区域約84fと未供用区域約76fの活性化に向けた基本計画を策定する他、森林を活用した遊び空間の基本設計と測量を行う。「人と自然が共生する里山の暮らしと文化に親しむ」を基本コンセプトに、都市公園としての機能を高めることが目的。委託費上限額は3000万円(税込み)。履行期間は2017年3月21日まで。
スケジュールは、現地説明会(4日午後3時までにメールで申し込みが必要)が11月7日、参加表明書の提出期限が11月10日、技術提案・業務見積もり提出期限が11月30日となっている。
選定では、参加者が6社以上の場合は予備選定(書類審査)を行い、5社を選ぶ。プレゼンテーションは、予備選定が無い場合は12月12日、有る場合は同月16日。結果は、無い場合が同月15日、有る場合が同月20日に通知。契約は12月末となる。
参加資格は、岐阜県入札参加資格者名簿の建設コンサルタント「造園」と「都市計画」に登録され、2006年度以降、プロポ申込期限日までに、都市公園の広域公園もしくは国営公園の基本計画、基本設計または、緑地計画、景観計画などの基本計画、基本設計の元請け実績がある―など。
県は、16年10月にまとめた「岐阜県都市公園活性化基本戦略」における平成記念公園の基本コンセプトに基づき、約160fについて、入園料の無料化を前提に、子どもたちが手軽に楽しめる区域や、施設有料などにより高度なサービスを受けられる区域などのゾーニングを設定。さらに運営コンテンツ(里山体験型プログラムや地域連携イベントなど)を提案し、施設の有効活用、新たな施設整備など公園全体の施設配置計画をまとめる方針でいる。
県によると、17年度に実施設計を行い、順調なら同年度内の工事着手を目指す。20年度末の完了を目標に順次整備を進めていくとしている。
提供/建通新聞社(2016/11/07)