日本工業経済新聞社(山梨)
2016/11/04
【山梨】週休2日と工程表開示を初公告
国土交通省甲府河川国道事務所は、入札公告を行った中部横断天神沢川橋上部工事(身延町一色)で、週休2日制モデル工事と工事工程表の開示をセットで行う。
この取り組みは、建設業の担い手の確保と現場の生産性向上のため関東地方整備局が策定した「地域インフラサポートプラン関東2016」で示したもの。山梨県内で試行するのは今回が初。
具体的には、受発注者が工程調整を行うことで週休2日を確実に取得できるようにする。さらに、工期設定の根拠とした工事に必要な関係機関調整、住民合意、用地確保、法定手続きなどの進捗状況を踏まえた工事工程表を開示することで、適切な工期設定を行う。
参加資格は、プレストレスト・コンクリート工事の有資格者で、関東整備局管内に本店を有することなど。
工事概要は、中府横断自動車道の建設に伴う天神沢川橋(ポストテンション方式、場所打ち単純PC中空床版、L26m)の上部工。架設支保工660空立方m、落橋防止装置工12カ所、PCホロースラブ制作工193立方m、橋梁付属物工1式、コンクリート橋足場など設置工52m、橋台工(後施工分)62立方m。醍醐山トンネル工事用道路と県道下部飯富線を工事用道路として使用する。参加申請は11月14日まで。開札日は12月7日。工期は2017年5月31日まで。