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建通新聞社四国
2016/11/04

【香川】17年度から 評価項目に追加 若年技術職員数

 香川県土木部は、建設工事の入札参加資格審査での総合点数算定要領を改正し、17年度から若年技術職員数を評価項目に追加する。2017年度・18年度の入札参加資格審査要領は1日に公表し12月から審査の受け付けが始まる。経営事項審査による客観点数と県の技術評価点(主観点数)により格付けが行われ、入札参加資格者名簿が作成される。若年技術者数を新たな評価項目に追加し建設企業のインセンティブを促すことで若年技術者の確保・定着につなげていく考えだ。
 総合点数算定要領によると、対象は県内に主たる営業所(本社)がある業者に限定。制度の初年度であるため、審査基準日は12月1日とし、同時点で▽35歳未満▽6カ月を超える常勤雇用者▽経審で1級、2級技術者となる資格を有する者(登録基幹技能者を含む)―を若年技術者としてその人数を評価する。
 17年度から若年技術職員を評価項目に追加。配点は1人の場合は10点、以後5点きざみで2人は15点、3人は20点、4人以上25点を加点する。
 また、1人の若年技術者職員として申請できる建設業の種類は2までとし、経営事項審査で申請した種類と異なる種類での申請は妨げない、としている。
 県の入札参加資格者名簿は約1200者で構成し裾野が広いため、同制度の導入は有効な施策になると期待される。

提供:建通新聞社