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　南魚沼市は２日、南魚沼版ＣＣＲＣ構想に係るアイデア募集「事業づくり部門」について、応募１４件から、大成建設グループ（大成建設・日立キャピタル・大成建設ハウジング・富士ゼロックス・本間組・マンパワーグループ）と、大和ハウス工業の提案の２件を優秀賞に選定した、と発表した。
　同構想の連携実施事業者の最優先交渉権者を選定するもの。９月３０日まで提案を受け付けていた。連携実施事業者は、第１期（１７年度）で計画している移住シニア向け住宅５０戸の設計、施工、入居者へのサービス、住まいに関するさまざまな提案を担当する。
　大成建設らは「豊かな南魚沼暮らしをソフトとハードで実現」と題して提案。具体性の高い提案を行っているが、ＣＣＲＣならではの付加価値的な提案が今後の検討として積み残されている点から、優秀賞にとどまった。
　大和ハウス工業の「移住者主導の事業づくり」は、提案者が包括的に事業に取り組む点が高く評価されたが、事業リスクを減ずるため、用地の一部を分譲とする点がＣＣＲＣ事業との適合性において疑問視され、同じく優秀賞にとどまった。
　今後は、２５日までに１者を最優先交渉権者として絞込み、１６年度内に連携実施事業者として協定を結ぶ方針だ。