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日刊建設工業新聞
2016/10/31

【鳥取】中部総合事務所 北条用水路(倉吉市〜北栄町)事業化目指し関係先と調整

 県中部総合事務所は、倉吉市から北栄町に広がる農地に用水を供給している「北条用水路」の改修を検討する。改修に向けて関係団体などと調整しており、2017年度以降の基礎調査を目指している。
 北条用水のうち幹線用水路は、倉吉市三明寺西から北栄町橋田地区までの5100bで、県営事業として整備してから50年以上が経過している。水路は、幅5〜6b程度の三方コンクリートで、受益面積650fのうち7割が北栄町、3割が倉吉市の農地だとしている。近年では水路の老朽化も指摘されており、13年度には中部農林局が水利施設全体の機能を診断。その結果、倉吉市内の2800b(三明寺西の頭首工付近から小田橋付近)について問題の多さが判明している。
 受益者である地元の土地改良区では「極力、地元負担金を軽減できる方向での整備」を要望しており、同事務所では関係機関と調整しながら事業化を検討していく考え。
 今のところ、導入する事業や整備のスケジュールなどは決まっていないが、17年度に調査費が認められれば、概略設計によって事業費や工法などの基本計画を検討する見通し。