黒部市は、宇奈月消防庁舎整備に係る実施設計について、指名競争で12月にも入札する方針を固めた。
計画によると、宇奈月消防庁舎は旧宇奈月庁舎の新館部(宇奈月町内山地内)を改修し、1階に市民サービスセンターを併設した受付と準備室、2階に事務所や仮眠室など、3階には多目的ホールを配するほか、旧館部を取り壊して消防車両用車庫を新設する。
19年3月からの供用を目指し、17年8月に改修工事に着手する予定だ。9月補正予算に実施設計費2830万円を計上している。基本設計は押田建築設計事務所が担当した。
現消防庁舎は74年に、RC造地下1階地上3階建て延べ759平方メートルで建てられた。近くの宇奈月温泉街には中高層の建物が44棟あり、はしご車を宇奈月消防署に配置換えする予定だったが格納スペースもなく、敷地拡張が困難なため移転が計画された。