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建通新聞社
2016/10/31

【大阪】万博基本構想まとまる 11月政府提出へ

大阪府は、2025年万博(万国博覧会)の誘致に向け、基本構想をまとめた。テーマである健康と長寿の定義を広げ、大阪独自の「食」や「笑い」を提供することなどを新たに盛り込んだ。府は、11月上旬にも同構想を政府に提出する。
 ハード面や想定事業費などに関しては、9月に公表した素案から大きな変更はなかった。
 会場建設では、@エントランスとテーマ館が立地するゲートゾーン(約10f)A企業・団体のパビリオンを立地する日本ゾーン(約10f)B公式参加国のパビリオンゾーン(約40f)C公園・緑地、イベント広場などの自然ゾーン(約40f)―の4ゾーンに分けて整備する。
 会場へのアクセスに関しては、地下鉄中央線を延伸して夢洲駅(仮称)を設置する他、市内主要駅からシャトルバスを運行するなどして対応する。
 開催経費としては、会場建設費を1200〜1300億円程度と試算。内訳は、▽基盤整備費(土木造成、舗装、修景工事など)=230億円▽同(電気・給排水工事など)=180億円▽同(情報通信設備工事など)=100億円▽輸送関係費(エントランス・駐車場工事など)=110億円▽パビリオン建設費=560億円▽調査・設計費、事務費=120億円―。
 また、これとは別に、鉄道延線費や埋め立て工事費など、関連事業費として約730億円を見積もっている。

提供:建通新聞社