愛知県豊田加茂建設事務所は、急傾斜地崩壊対策事業の「日面T区域」に対する詳細設計を開始した。千代田コンサルタント名古屋支店(名古屋市中村区)に業務を委託、2017年3月をめどに詳細をまとめる。
同事業は、豊田市中金町日面地内の法面に対する急傾斜地崩壊対策で、工事区域を日面T区域と「日面V区域」に分割。日面V区域を先行して15年度に着工した。
計画によると、日面T区域は延長約600bで、このうち今回の業務では延長360bの詳細設計を行う。工事は、もたれ式擁壁やアンカー付法枠を採用して施工する予定だ。
同事務所ではこれまでに、予備設計を日建技術コンサルタント名古屋支社(名古屋市中区)、地質調査をアオイテック(名古屋市北区)で実施した。今後は17年度に用地測量を行い、用地の借地契約を経て、早期の工事着手を目指す。
日面V区域は、日面T区域の東側で延長は約300b。もたれ式擁壁1カ所やアンカー付法枠3カ所、重力式擁壁1カ所の実施する予定。設計は葵設計事務所(豊橋市)が担当した。
提供:
建通新聞社