宮崎建設通信社
2016/10/28
【宮崎】地元高校や専門学校とコラボ 作業着ファッションショー
「まずは見た目も格好良く」。10月21日に開かれた宮崎県建設業協会青年部連合会の日向大会で、地元高校や専門学校とコラボレーションした作業服のファッションショー「ひなたコレクション」が催された。色鮮やかな作業服を青年部のメンバーが身に纏い、ランウェイ上でポーズを決めるなどして会場を盛り上げた。
担い手の確保・育成が喫緊の課題である建設業に対して、若い人達に興味を持ってもらい、建設業界の魅力を発信しようと、日向地区建設業協会の青年部が企画・開催したもの。奈須健時部長は「作業服は同じ形・同じ色のものが多くイメージ的にも質素。若者に興味を持ってもらうために、まずは見た目も重要だ」と経緯を話す。
作業服のデザインは県立富島高等学校と県立日向工業高等学校の生徒13人が担当。デザインを基に、延岡市の学校法人ミウラ学園トライアートカレッジが製作した。ミスユニバース長崎大会の運営等に携わり、大会の基調講演に講師として招かれた株式会社ASHの白川鮎美代表取締役らがウォーキング及び動作を指導した。
建設現場に見立てたランウェイに颯爽と登場した青年部メンバーは、赤・青・黄などのカラフルな作業着をまとい、測量やKY活動、ラジオ体操など現場での作業に因んだ動きを軽快に披露した。コレクション終盤には、スペシャルゲストとして宮崎県の内田欽也副知事がモデルとして登場し、会場を大いに沸かせた。
デザインを担当した富島高校の川合日和さんと末永みなみさんは、「最初は全くイメージが浮かばなかったが、建設現場のことを知り、夜間作業でも目立つよう、目立つけれども高齢の方も着られるよう、作業性にも注意してデザインした」と話し、ランウェイ上で大きな声援を浴びる様子を見て、ものづくりの喜びに浸っていた。