北陸地方整備局富山河川国道事務所は、国の第2次補正予算で国道359号砺波東バイパス事業に2億5300万円が配分されたことから、道路設計や和田川共同水路橋上部工事などを推し進める。
このうち工事には2億1000万円を充て、和田川共同水路橋上部工事(砺波市三合新地先、PC単純プレテン床版橋17・2メートル)を第4四半期に発注する。発注規模は6000万円以上1億円未満。ほかに芹谷地区の改良工事も進める。
同事業は、冬期間の路肩堆雪による交通障害の解消や老朽橋梁(太田橋)の代替路確保、急カーブ区間・道路幅員狭隘区間の解消などを目的に、国道359号の砺波市栴檀野芹谷―高道間約6・1キロでバイパス整備を行うもの。19年度の完成を目指す。
全体事業費は約231億円で、17年度以降の残事業費約64億円(残工事費56億9700万円)。内訳は▽改良費5億2600万円〜土工(11万6372立方メートル)3億3500万円、法面工(1万1209平方メートル)4100万円、擁壁工(一式)9500万円、函渠工(一式)900万円、排水工(一式)1100万円、中央分離帯工(2265メートル)3500万円▽橋梁費33億1900万円 100メートル以上(2橋)32億9500万円、100メートル未満(1橋)6000万円▽舗装費8億6300万円〜車道舗装(7万1529平方メートル)7億5700万円、歩道舗装(2万3169平方メートル)7800万円、従道路・側道舗装(9328平方メートル)2800万円▽交通管理施設工(防草対策工、防護柵工、境界工、区画線工)9億8900万円―。このほか用地・補償費が2000万円で、補償費に充てる。地質調査、測量、設計などの間接経費は6億600万円。