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建通新聞社(中部)
2016/10/28

【岐阜】松田産業と関市が企業立地協定 将来的に増設計画

 資源リサイクル事業などを展開する松田産業(東京都新宿区西新宿1ノ26ノ2)は10月26日、関エコテクノハイランドへの企業立地協定を岐阜県関市と結んだ。締結式で松田芳明社長が将来的な工場の増設計画を明らかにした。貴金属精錬事業で西日本での拠点とするためには、取得した既存施設だけでは不十分とし、同敷地内の余剰部分を利用して工場を増設する計画でいる。松田産業 関市と企業立地協定
 同社は、貴金属・環境・食品事業を展開している企業。このうち貴金属精錬事業として西日本での拠点となる場所を探していたところ、関市の「関エコテクノハイランド」に土地・建物を所有していた旧木村メタル産業が自己破産となったため、この土地と施設を松田産業が約7億円で取得した。
 現段階では、既存工場の一部を利活用し、半導体などのスペックアウト品を回収して破砕選別する工程を試験的に稼働している。今後、設備を増強した上で既存工場全体の本稼働を目指す方針だ。
 さらに、将来的に金などの精錬事業を本格化するには、既存の施設だけでは不足することから、2期事業として、敷地内に工場の増設などを考えているという。今後、レイアウトなどを検討する考えだが、具体的なスケジュールなどは現段階では未定だ。
 今回関市と締結し取得した不動産などは、関テクノハイランドの第3・8・12・15区画で計3万9900平方b。所在地は関市のぞみケ丘10他。

提供/建通新聞社(2016/10/28)