県南三地区(仙北、平鹿、雄勝)の建設業協会は26日、県内で初となる女性だけの「けんせつこまち現場安全パトロール」を実施した。国の関係者や会員など39名が参加し、建設現場や現場事務所を視察したほか、検討会・講評を行った。
今回のパトロールは、女性が働いてみたいと思う職場環境づくりにつなげるため、女性従事者から現場パトロールなどを通じて意見等を抽出するもの。参加者は県南三地区建設業協会の会員企業などの職員(事務、技能、技術)と、東北地方整備局湯沢河川国道事務所の職員(事務、技術)。
現場パトロールは、女性視点として ◇自社で働く男性技能者・技術者を見て感じること ◇現在の職場およびパトロール現場において女性の立場で、辛いまたは改善してほしいと感じたこと ◇当該現場を見て自分が従事したいまたは従事できる職種はあるのか ◇建設業に魅力を感じるか ◇建設業に望むこと―の5項目を設けて行われた。
午後に行われた検討会・講評では、労働安全コンサルタントの関雅幸氏が「建設業における安全衛生対策について」、湯沢河川国道事務所総務課の槙田雅士工事品質管理官が「建設現場における仮設トイレについて」として講評を行った。
提供:秋田建設工業新聞社