トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2016/10/27

【大阪】大阪市 萩之茶屋第1住宅を移転新築

大阪市は、西成区のあいりん総合センターの建て替えに向け、同センター内にある萩之茶屋第1住宅を移転する。移転先の用地では現在、既存建物の解体工事が進められており、早ければ2017年春から新築工事に着手する予定だ。
 移転先となるのは、同センター南側にある萩之茶屋小学校跡地。解体工事完了後、敷地西側に新住宅1棟を建設する。規模は鉄筋コンクリート造14階建て延べ6280平方b。建築面積は763平方bで、高さは約43b。建設場所は大阪市西成区萩之茶屋1ノ11ノ1の敷地面積2371平方b。19年春ごろの完成を目指す。
 市は、同じくあいりん総合センター内にある大阪医療センターについても、萩之茶屋小跡地に新施設を建設して移転する計画(21年度を予定)。この他、府の労働福祉センター、国の職業安定所も仮移転(19年度を予定)し、あいりん総合センター全体の建て替えも行われる。あいりん総合センターは労働部門だけを残して現地改築するため、規模は既存建物より大幅に縮小する見込みだ。完成予定は23年度。
 あいりん総合センターの既存規模は、鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て延べ2万3267平方b。施設全体の老朽化が進んでおり、住宅などがある南棟はIs値0・21、大阪社会医療センターが入る北棟のIs値は0・20と耐震性にも課題を抱えている。

提供:建通新聞社