建設新聞社
2016/10/26
【東北・福島】ロボットテストフィールドのCM業務を建設技術研究所JVに委託
福島県商工労働部は、ロボットテストフィールド等整備事業設計関連CM業務に係る委託者選定のため公募型プロポーザル手続きを進めた結果、建設技術研究所・アーバン設計・日総建JVを特定し7755万円で契約した。
技術提案者は同JVのみ。9月15日の一次審査(書類)、同26日の二次審査(ヒアリング)を経て特定、10月13日に見積り合わせを行い契約した。予定価格は7765万7000円。
ロボットテストフィールドは、福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想に基づくロボット産業集積に向け、福島県南相馬市に整備するロボットの試験・実証や研究を行うための施設。
今回の業務は、フィールドの全体基盤整備および、滑走路、災害・老朽化を模擬したトンネル・橋梁、可変式多機能災害施設、水没模擬市街地など特殊構造物の整備に関し、設計や工事発注段階におけるコンストラクション・マネジメント(CM)業務を行うもの。
主な内容は、工程管理等の全体事業調整、設計業務監理、実施設計発注支援、工事発注支援、施設整備に関する有識者会議の開催支援など。研究開発施設や国際産学官共同利用施設等の建築物は設計業務監理の対象外とするが、これら建築設計との調整を含めたマネジメントは実施する。履行期限2018年2月末。
なお、ロボットテストフィールド関連では本年度に入り、本業務を含め4件の公募型プロポーザルを実施しており、特殊構造物などをメーンとする全体基本設計等をパシフィックコンサルタンツ、研究開発等施設および国際産学官共同利用施設の基本・実施設計を山本堀アーキテクツ・URリンケージJV、運営基本計画策定業務を三菱総合研究所に委託している。
提供:建設新聞社