大仙市上水道課は、大曲上水道宇津台浄水場の築造に関し、機械・電気設備工事を来月14日の開札で公告した。機械器具設置A級・水道施設A級を代表者、電気A級を構成員(いずれも特定建設業許可)とした2者または3者による特定建設工事JV。代表者の要件として、傾斜板(管)式沈澱池および急速ろ過池の元請け施工実績が必要となる。予定価格は14億8,901万円(税抜)で、平成31年3月15日の工期で推進する。
計画は、施設が建設後50年以上を経過し老朽化が進んでいるため更新するもの。既存施設は昭和33年度に完成し、昭和34年度に給水を開始した。
今回発注する工事のうち、機械設備では前処理設備(フラッシュミキサ3台、フロッキュレーター6組、水中牽引汚泥掻寄機、傾斜管式沈澱池3池)、急速ろ過設備(重力式複層ろ過池4池)、浄水池設備、排水排泥設備、濃縮槽設備、薬品注入設備、場内配管を整備。
一方の電気設備では、受変電設備、動力設備、自家用発電機設備、監視制御設備、取水ポンプ速度制御設備を整備する。
特定建設工事JVの代表者は、県内の水道事業体が発注した浄水場設備工事において、傾斜板(管)式沈澱池および急速ろ過池(いずれもコンクリート構造物)の元請け施工実績が必要となる。
工事費の年割額は今年度が1億8,659万9,000円、29年度が9億9,177万7,000円(いずれも支払限度額)、30年度が4億2,975万4,800円(支払予定額)。
現在、同浄水場の土木・建築工事(施工:秋田振興・荒屋鋪特定建設工事JV)も31年3月15日の工期で着手している。
提供:秋田建設工業新聞社