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建通新聞社(神奈川)
2016/10/26

【神奈川】「神奈川県スポーツ推進計画(仮称)」素案 屋内競技施設へ空調 体育センター、江の島の整備推進

 神奈川県は、「神奈川県スポーツ推進計画(仮称)」の素案をまとめた。施設整備の考え方として、屋内競技施設への空調設備を導入をうたった。スポーツ振興拠点として体育センターを再整備。2020年東京五輪に向けてセーリング競技会場の江の島(湘南港)開催に必要となる港湾施設の整備・改修を行う。
 ラグビーワールドカップ2019の決勝戦や20年東京五輪のセーリング競技開催などを契機に、県民のスポーツに対する機運や関心が一層高まることが期待される。県では、この好機を逃さず、県全体で確実にスポーツの推進を図るとともに、生涯スポーツを楽しむ環境を整えるため、スポーツ推進の条例制定を予定している。このための基本的考え方を推進計画にまとめた。10月29日まで素案に関する意見を受け付ける。
 全体の計画目標年度25年度。当面の目標は、東京五輪を開催する20年度とする。
 推進計画素案に示す県内スポーツ施設の整備方針は、@安心してスポーツが楽しめるよう、施設等の安全性や機能を維持A競技力の向上やルール改正等に応じて求められる機能に応じて更新B利用者が気持ちよく利用できる環境を整える=バリアフリー対応、最高のパフォーマンスを発揮できる環境整備、快適な応援・観戦の環境整備、熱中症対策で屋内競技施設には空調設備を導入−など。
 体育センター(藤沢市)は、全ての県民のスポーツ振興の拠点として再整備。20年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプに対応。20年3月の完成をめどとする。
 五輪・セーリング競技に向けた取り組みでは、江の島(湘南港)開催に向け、神奈川県会場プランを基に大会組織委員会と調整を進める。必要となる港湾施設の整備・改修を行う。
 身近なスポーツ環境の充実のためには、県立学校体育施設や大学・企業等のスポーツ施設開放を推進。
 県立スポーツ施設の管理・運営方法は民間活力の活用などで改善。公園や、遊歩道、遊休地を利用したスポーツ活動の場の整備やその支援に取り組む。
 提供:建通新聞社