日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/10/26
【埼玉】上尾市が17年度の予算編成方針を通知
上尾市の島村穰市長は、2017年度の予算編成方針を決定し、各部局に通知した。マニフェストの具現化など5つの取り組み方針を明示。厳しい財政状況が続く中、生産年齢人口の減少や公共施設・インフラの大量更新といった課題に対応し、持続可能な財政基盤を確立するため、無駄を排除したメリハリのある予算編成を指示した。
マニフェストは、16年2月に島村市長が3期目就任に際し発表したもので、8項目から構成。具体施策として幹線道路への企業誘致推進や仮称・戸崎東部公園の整備などを挙げている。各項目を着実に実行することで、行政サービスの向上を図る。
取り組み方針はほかに▽第8次行政改革実施計画の実施▽行政評価に基づいた事務事業の実施▽地域創生総合戦略に沿った施策の実施▽公共施設の質と量の最適化――。
公共施設については、16年度から開始した公共施設等総合管理計画および個別施設管理基本計画を推進し、安全かつ適正な水準で維持に努めるとしている。