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建設新聞社(長崎)
2016/10/26

【佐賀】太良町 定住促進住宅PFI実施方針案を公表

定住促進住宅整備事業(仮称)の実施方針案公表
   11月2日に事業者説明会

 太良町は、定住促進住宅整備事業(仮称)の実施方針案を公表した。子育て世代を主軸とした中堅所得者向け定住促進住宅(40戸程度)を整備し、2048年3月までの維持管理および運営を民間事業者に委託する。町では同事業の説明会を11月2日に開催する方針で、10月18日から11月1日まで参加申し込みを受け付けている。
 同事業ではPFI法に基づき、JR多良駅西側の町有地に民間事業者が住宅を新設。町に住宅の所有権を移転し、民間事業者が住宅の維持管理および運営を行うBTO方式で実施する。
 計画地は太良町大字多良1717番地1などで、面積は約5470平方b。3LDKタイプ(住戸専用面積約70平方b)40戸程度で構成する住宅棟を建設し、各戸2台以上の駐車場や駐輪場を整備する。
 民間事業者については▽設計企業▽工事監理企業▽建設企業▽維持管理企業▽運営企業▽資金調達企業―のグループで特別目的会社(SPC)を結成する。複数の資格要件を満たす企業は複数の業務を実施することができ、太良町に本店や本社、主要な営業所を持つ企業が参加している場合は審査の際に地域貢献点を加点する。なお、設計企業、建設企業については単独、または複数の企業のいずれであっても良いが、06年以降に鉄筋コンクリート造の共同住宅を設計、施工の実績が必要となる。
 事業スケジュール案によると、11月2日(午後1時30分、太良町中央公民館)に実施方針案等に関する説明会を開催し、12月上旬の議会でPFI事業の債務負担行為の設定に関する議案を審議。議会で承認されれば、12月下旬に特定事業の公募公告を行い、17年1月下旬から参加表明を受け付ける。審査委員会での審議を経て、3月下旬に優先交渉権者を選定して基本協定を締結、4月下旬の臨時議会で事業契約を正式決定する予定。その後、17年7月上旬から建設工事に入り、18年3月下旬の竣工・引き渡しを目指す。同年4月から維持管理を開始し、48年3月までの維持管理および運営をSPCが担当する計画。
 町では事業説明会の参加申し込みを11月1日まで太良町建設課の電子メール(kensetsu@town.tara.lg.jp)で受け付けている。同事業に関する問い合わせは同町建設課管理係(рO954・67・0313)まで。ksrogo