熊本城天守閣復旧整備事業を技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)による公募型プロポーザルで公告していた熊本市は25日、大林組九州支店を優先交渉権者に決めた。市は今後、価格等を協議し契約締結するとともに、提案書内容について各種委員会等と協議し、内容を精査する。
プロポは、4社以内の特定JVまたは単体企業を参加形態に8月29日まで参加表明書等を受け付け、2社に資格確認結果を通知、同社のみが技術提案書を提出していた。
10月17日の選考委員会(ヒアリング・審査)では、技術提案された実施方針、概算事業費、工程計画、防災・避難計画、耐震、石垣復旧計画など7項目を評価した。
技術提案書によると、11月から外装・躯体復旧と石垣の基本設計、12月から耐震設計とバリアフリー設計に入り、平成29年4月から大天守石垣の解体撤去、8月頃から復旧工事、補修・補強工事に着手する。32年度末に完成予定。
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