石川県土木部営繕課は24日、金沢市小将町地内「新兼六駐車場整備事業基本設計委託」にかかる公募型プロポーザルの実施結果を公表し、最優秀者に中島建築事務所・エヌアンドピィアーキテクツ(N+P)設計共同企業体が特定された。26日に同設計JVから見積もりを徴集する。
今回の技術提案は、現在の兼六駐車場敷地内での新駐車場整備に伴う基本設計業務一式。全4業者が技術提案書(締切/9月27日)を提出し、今月4日には設計候補者の選定に向け、プレゼンテーションが行われ、同プロポ審査委員会が審査にあたった。
中島・N+P設計JVの提案については「兼六園や金沢城公園などの歴史・文化が重なる周辺環境と調和する現代的な外観デザイン、建替期間中及び完成後における周辺交通、駐車場内の安全性に配慮した動線計画が提案者の中で最も優れる」などと評価された。
設計条件として、整備場所は現在地の同市小将町地内(敷地面積約7200平方メートル)。建設規模はS造5階建てで、延べ床面積約2万2000平方メートル(建築面積約5000平方メートル)。主要施設は▽駐車スペース(普通乗用車約480台、大型バス約40台)▽観光・交通情報発信コーナー▽休憩コーナー▽トイレ―となっている。
履行期間は17年3月28日まで。