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建通新聞社(東京)
2016/10/25

【東京】羽田連絡ランプ橋設計 八千代エンジで着手

 国土交通省東京空港整備事務所は、羽田空港跡地地区(大田区)と、多摩川を挟んで対岸の殿町キングスカイフロント地区(川崎市)を結ぶ「羽田連絡道路」の建設で、環状8号線への連絡ランプの詳細設計を八千代エンジニヤリング(台東区)に委託した。委託期間は2017年3月24日まで。同橋の整備事業は17年度に着工し、20年度までの4カ年で施工する計画だ。
 同ランプ部は設計速度40`のB規格。幅員8・5bで2車線を整備する。構造は橋梁部と擁壁部で構成する。
 橋梁部の上部工は鋼4径間連続非合成版桁橋。橋長は蒲田側橋梁が193b、羽田空港側橋梁が162bとなっている。
 下部工は橋台が逆T式橋台2基と鉄筋コンクリート張り出し式橋脚6基。基礎は場所打杭で、蒲田側のA1橋台が径1000_・6本、P1・2橋脚は径1500_・計10本、P3橋脚が径1200_・6本で、杭長36〜40b。羽田空港側のA2橋台は径1000_・6本、P4・5・6橋脚は径1200_・計16本で、杭長45〜46bを想定する。擁壁部は延長約150b。蒲田側で延長77b、羽田空港側で延長73bを整備する。
 羽田連絡道路は、羽田空港跡地地区と殿町キングスカイフロント地区を結ぶ、橋長約840bの橋梁。幅員は17・3bで、上下2車線の車道の両側に歩道と自転車道を配置する。
 橋梁区間の整備は都と川崎市が共同事業として実施し、費用を折半する。工事発注は川崎市が担当する。また、取り付け道路は、羽田空港島側を東京空港整備事務所が川崎側を川崎市がそれぞれ整備する。
提供/建通新聞社