日本工業経済新聞社(山梨)
2016/10/24
【山梨】国道411号和戸アクセス継続
県県土整備部は、国道411号(仮)和戸アクセス(甲府市和戸町)の事業進捗状況(再評価)を13日開催の公共事業評価委員会(13日)に説明した。事業期間を3年間延長し、2025年度の完成を目指すことを説明し、了承された。
国道411号(仮)和戸アクセスは、411号城東バイパスの国道140号との交差点(東部市民センター前)から新山梨環状道路北部区間の(仮)和戸ランプにアクセスする道路として計画。計画延長は530m、W13m(22m)。
事業は14年度に総事業費13億円を事業化し、22年度までの計画で事業に着手した。しかし、国が施行する新環状道路との取り合わせ設計調整に時間が掛かり、や地元住民との調整(地形測量など)に時間を要して用地交渉に至っていない。進捗状況は、15年度までに地形測量や用地調査、道路予備設計を実施(事業費900万円)。16年度は地質調査(700万円)を実施しているほか、新環状道路との接続部分の設計協議を行っている。15年度末の進捗率(事業費ベース)は0・7%。
一方で、国が地域高規格道路インターチェンジアクセス道路補助制度を16年度に創設し、この制度を活用して和戸アクセス事業の進展させることを計画。
今後は、新環状北部区間事業と協力して円滑な用地確保に努め、人家連担区間の用地買収を進めるため、事業期間を3年間延長し、25年度の完成を目指すことにした。
変更後の年度別の事業内容と事業費は次のとおり。
◆16年度=路線測量、道路詳細設計(700万円)◆17年度=用地測量、物件調査(2500万円)◆18年度=用地補償(5000万円)◆19年度=用地補償(3億8000万円)◆20年度=用地補償(3億4000万円)◆21年度=用地補償(2億円)◆22年度=用地補償・道路改良工事(1億7000万円)◆23年度=用地補償・道路改良工事(3000万円)◆24年度=道路改良工事(3500万円)◆25年度=道路改良工事(5446万8000円)